『葬送のフリーレン』 (原作)山田鐘人(作画)アベツカサ
掲載雑誌「週刊少年サンデー」(小学館)
内容紹介
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
(Amazon商品ページより引用)
管理者より
何故もっと彼のことを知ろうと思わなかったのか…長寿のエルフであるフリーレンが、たった10年の冒険をともにした仲間との死別で感じた一つの後悔をきっかけに、人間を知るための旅を始める一風変わった後日譚ファンタジーです。
この手の後日譚ストーリーと言えば『るろうに剣心』や『コブラ』などのハードボイルドなジャンルに多い印象ですが、長寿のエルフを主人公にするという切り口の斬新さ(と、その切り口の2021年現在への親和性の高さ)には驚かされました。
また旅といっても退屈なものではありません。命懸けです。
特に2巻で魔族が登場してから面白くなりますが、この漫画の魅力はなんと言っても愛らしい登場人物達です。
フリーレンのパーティの魔法使い(お母さん)フェルンと斧の戦士シュタルクの微笑ましいやり取りや、5巻以降の一級魔法使い選抜試験に登場する魔法使い達の良いヤツらっぷりがクセになるというか、ずっと見ていたいという気持ちにさせられるんですよね。
読むと前向きな気持ちになれる、管理者イチオシの漫画です。
ところでエルフが出てくる漫画も『エルフを狩るモノたち』『ダンジョン飯』『ゴブリンスレイヤー』のように表情豊かなボケ役のエルフを見ることが多かったので(笑)、フリーレンのような大人しいエルフを見るとまた新鮮な気持ちになりました。(フリーレンも結構ドジっ子ですが…)
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