16 8月 2023

一級建築士矩子の設計思考

by cheekama | posted in: Level4(連載中), くっきり, わくわく | 0

『一級建築士矩子の設計思考』　鬼ノ仁

掲載雑誌「週刊漫画ゴラク」（日本文芸社）

内容紹介
【上京女子の、東京亀戸設計ライフ！！】

古川矩子(こがわかなこ)は20歳で青森から上京。
建築とお酒が大好きな彼女は7年間、設計事務所に勤めた後に独立。
東京亀戸に“立呑み”併設の個人事務所を設立した。

お金は無いけど、理想とお酒はある！
心（じょっぱり）に、火をつけろ！

知られざる『一級建築士』の実務が描かれる、唯一無二のプロフェッショナル物語！！
『一級建築士』『1級建築施工管理技士』資格を実際に有する著者、魂の会心作！！！
（公式サイトより引用）

管理者より
アラフォー、アラフィフくらいの年齢でエロ漫画を読んでいた方ならご存じかもしれません、あの鬼ノ仁です（おにのじんではなく”きのひとし”と読みます）。その鬼ノ仁が（一般漫画に）復活してきたのもびっくりですが、本物の一級建築士であることにまたびっくりです。漫画に登場する専門的な建築の解説も、専門家本人が描くだけあってビジュアル的に分かりやすいものとなっております。

この漫画は矩子が独立して事務所（兼、立呑み屋）を開設したとこから第１話が始まるのですが、話数が進むにつれて古巣の事務所時代のエピソードもございます。特に私が好きなのが、１巻第６話の、新人である矩子が初めて現場監理するお話です。上流ならではの責任の重さ、自分が書いた図面（仕様）で大勢の人間と資材を動かすことの重圧は、新人もベテランも関係ありません。

理系目線でああ分かるなあ、と頷くこともあれば、建築の世界ってこうなっているんだ！、と驚かされることも多い作品です。

お酒が好きな人、お仕事漫画が好きな人、そして建築の世界に興味がある人に特におススメします。（いやそれにしても本当に分かりやすい、建築のプロのエッセンスが詰まった漫画だと思います。建築士に対するエールすら感じます、エールだけに笑）

まずは１巻をどうぞ。２巻の一級建築士受験のエピソードも一読の価値ありです。（２巻から読むのも全然アリです）

またこちらの紹介記事もおススメです。