『月曜日の友達』 阿部共実
掲載雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)
内容紹介
みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。
そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。
水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と
突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と
校庭で会う約束をする。決まって月曜日の夜に。
大人と子供のはざまのひとときの輝きを描く、
まばゆく、胸がしめつけられるガールミーツボーイ物語。
(Amazon商品ページより一部引用)
管理者より
全2巻という短い巻数ですが、二・三日の短い冒険的なお話ではなく、春・夏・秋・冬という一年間での主人公二人の出会い、交流、すれ違い、そして深まる絆をとても丁寧に描いた”ガールミーツボーイ物語”です。(ちょっとSFもあり)
とても読み応えのある漫画です。
中学生ならではの自意識の芽生えというのもテーマになっていて、親や姉妹に対するコンプレックスへの気づき・逃避・反抗など、狭いコミュニティではあるけれど、その中でもがく少年少女の姿を見てこそばゆい気持ちになりますね。
きっと初めて「他人を通して自分を見る」きっかけが初恋なのでしょう。
この漫画の舞台が海に近い街(おそらく神戸がモデル)というのも印象的ですが、何よりも特徴的なのが主人公水谷のページを埋め尽くすような文学的なモノローグです。(なんとなく『鈴木先生』を思い出しました)
管理者イチオシです。『子供はわかってあげない』と並べてオススメします。
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