100万pv突破とその振り返り

久石譲は「The Wind of Life」と「Les Aventuriers」が好きです。

大変嬉しいことに、私が2011年から不定期更新しているWebサイト「傑作漫画データベース」が100万pvを突破しました。感謝。

管理者オススメの漫画を紹介するという目的で始めたブログサイトですが、この9年間で漫画のトレンドや媒体は大きく変化し、更にWebにおける情報発信の手段も変わりつつあります。

今回は普段話す機会が無いWebサイト管理の振り返りと、漫画を取り巻く状況の変化に対して思うことを述べたいと思います。

ただし私自身Webサイト運営はこれ以外に行ったことが無いため、プラットフォームの良し悪しなどテクニカルな話はできません。(自分用のメモも兼ねて)身の上話がメインです。

項目は以下の通りです。

  1. 現在のWebサイト管理状況
  2. 漫画紹介Webサイトを始めたきっかけ
  3. 9年間の運営管理を振り返って
    1. 一番の反省点
    2. 終わりなきテーマ選定
    3. エロのパワーは偉大
    4. 自分の城がある誇り
    5. 荒城の月を眺めて
  4. 近年の漫画を取り巻く状況の変化
    1. 電子書籍の普及
    2. Web漫画の定義の変化
  5. 最後に

1. 現在のWebサイト管理状況

まず私が管理しているWebサイトは以下の二つです。

  1. 傑作漫画データベース (おすすめ漫画紹介用、開始日2011年8月26日)
  2. けっしゃくまんがびぼーろく (本ブログ、単巻紹介用…のはずが雑記用、開始日2013年10月18日)

実は上記二つ以外に、3年前にアダルト作品限定で紹介するブログを運営しておりました。しかしびっっっっくりするほどアクセス数が伸びず、アクセスログも攻撃ばかりで萎えてしまったので、一年ほどで辞めました。

管理方法は以下の通りです。

  • サーバー:ロリポップ!のレンタルサーバー(月500円(スタンダードプラン))
  • ドメイン:ロリポップ!の無料ドメイン
  • Webサイトのプラットフォーム:WordPress
  • WordPressのテーマ:Virtue(傑作漫画データベース)、SuperNova(けっしゃくまんがびぼーろく)

…というわけでWebサイト運営にはトータル月500円かかっております。

ただし私の運営形態の場合、これよりも安いプラン(月500円のスタンダードプランではなく、月250円のライトプラン)で十分です。実際私も3年前まではライトプランでした。ですのでロリポップ!が特別に値段が高い訳ではございません。

WordPressのテーマは二つとも気に入っております。しかし本ブログのSuperNovaは現在更新が止まってテーマのWebページも消えてしまっており変更の検討が必要のようです。WordPressのテーマについては後の項目でもう少し詳細にお話ししたいと思います。

Webサイトへのアクセス数はWordPressのプラグイン(拡張機能)を使用して時々チェックしております。…しかしアクセス数は右肩下がりです。最後のピークは2016年頃でした。要因としては漫画好きのコミュニティがブログからSNSに移ってしまったこと、そしてそもそも作家本人がそのSNSで作品の宣伝を直接行っていることが大きいと思います。

2. 漫画紹介Webサイトを始めたきっかけ

Webサイトで漫画紹介をしたいと思ったきっかけは、漫画紹介ブログ「良キ漫画求ム!」に憧れたためです。これが私の原点です。

「良キ漫画求ム!」は漫画を一巻ずつレビュー紹介されるブログなのですが、その更新頻度が凄まじく全盛期は毎日更新されておりました。(連続更新記録933日だそうです(゚Д゚;))

私の「傑作漫画データベース」と「けっしゃくまんがびぼーろく」は、この「良キ漫画求ム!」のフォーマットをかなり流用させて頂いております。
(例:ワールドトリガー1巻感想

次に、「傑作漫画データベース」を始めるにあたって、主に以下の二点に拘りました。

  • 画像選定に一番時間をかける
  • バナー広告ゼロ

画像選定に一番時間をかける

まず「傑作漫画データベース」のコンセプトは『ページを見た人の興味を惹きつける画像と試し読みリンクの組み合わせ』です。私の紹介文や感想文は二の次です。

これは既存の「試し読み」に対するアンチテーゼでして、私は昔から「試し読みで第一話を読ませることになんの意味もない」と考えております。あらすじと表紙からある程度想像がつく情報を試し読みさせても意味がありません。

例えば『ヒカルの碁』の紹介記事で私は「院生」の話をしております。これはヒカルの碁を読んだことが無い、または序盤だけ読んだ人が、ヒカルの碁が学校の囲碁部の話であると勘違いする可能性を考えたからです。そうじゃない、ヒカルの碁はプロとして戦うために院生となって鬼の住処でしのぎを削る(そしてプロという大人の世界に飛び込む)話であるということをアピールしたかったため、私は囲碁部を辞める回のエピソードを紹介しております。

人によってはこれはネタバレであると指摘する方もいるでしょう。しかし私の線引きではそうでは無いのです。

例えばもし私がドラゴンボールを紹介するのであれば、サイヤ人とドラゴンボールのルーツを追うフリーザ編を紹介します。「地球の神様の故郷の星に宇宙船で行く」と聞くと、え!?ドラゴンボールってそんなSF物語だったの?と驚く人がいるかもしれません。そうです、ドラゴンボールはSFなんです。特にタイムマシンが絡むセル編の時系列(名言されていない部分も含めて)を完全に理解している方は実はあまり多くないと思います。

RAVEであれば、中盤で敵のボス(キング)と、父親ゲイルと共に戦うことをまず紹介します。わずか9, 10巻でラスボスと戦う漫画なんてそうそうないでしょう。尤も、それ自体がプロローグに過ぎないのですが。

家庭教師ヒットマンReborn!であれば未来編を紹介しますし、トリコであれば「裏の世界(チャンネル)」という概念が登場することを紹介します…流石にそれはネタバレかな?笑

少し脱線しましたが、「おっ」と思わせる画像を見せて、最後に試し読みへリンクを置く、そこから作品の詳細を知ってもらう、という流れで漫画を紹介することが私の「傑作漫画データベース」のコンセプトです。しかし最近は紹介文もなるべく頑張って書いております。

このコンセプトは、最近のWeb広告(過激なシーンの抽出とコピーの組み合わせ)の流行りを見るに、間違っていなかったと思います。

・バナー広告ゼロ

これはそのままです。私の好みの話ですが、2chのまとめサイトでよく見るような四角い広告が嫌いなので使いません。

またお金を払ってレンタルサーバーを借りる大きな理由の一つが、「この広告はxx日以上更新されなかったブログに表示されます」というポップアップ広告が嫌いなためでもあります。美しくない。

しかしAmazonやFANZAなどのアフィリエイトを利用しているため広告自体はゼロではございません。その点だけはご容赦ください。(雀の涙ほどですが…)

3. 9年間の運営管理を振り返って

3.1 一番の反省点

一番の反省点は、パーマリンク設定(記事のURL)を日本語投稿名のままにしていたことです。これは本当に大失敗だったとtwitterにブログ記事を宣伝するようになって気づきました。(本当につい最近気づきました。)

他の反省点を挙げていくと、「傑作漫画データベース」というサイト名もあまりよくなかったです。3単語の組み合わせというぼんやりしたコンセプトで決めたタイトルだったのですが、思った以上に”データベース”という名前のつくサイトが多かったですね。

3.2 終わりなきテーマ選定

WordPressはテーマによってブログのフォーマットとビジュアルを自由に選択することが可能です。しかし正直なところWordPressの無料テーマは今一つなものが多いです(多かったです)。またサンプルではカッコよく見えるが日本語を入力してみると想像と違ってカッコ悪いということもよくあります。

WordPressのテーマ選定と試行錯誤は面倒くさいです、でも一番楽しい作業でもあります。

私が「傑作漫画データベース」に使用しているVirtueは2015年ごろに出会いました。このVirtueを使用する前は、記事のサムネイル画像など無くて本当にただのブログの見た目をしておりました。

今のようにサムネイル画像一覧やスライダー画像によってWebサイトが華やかになり、他のブログサイトとの差別化が出来るようになったのは間違いなくこのVirtueというテーマとの出会いのおかげです。ワールドトリガー7巻で作者の葦原大介さんが、「ツールが発想を拡張する」と仰っておりましたが、これはまさしくそういうことだと思います。

本ブログに使用しているSupernovaは見た瞬間にこれだ!と一目惚れして決めました。最初は設定の仕方が分からずに下記サイトの解説を参考にさせていただきました。

WordPress完全無料で初心者でもかっこいいブログができるフリーテーマ「SuperNova」

しかしSuperNovaはテーマのページがなくなって更新も止まっているので、そろそろ変更が必要ですね。。。

ブログのテーマやレイアウト変更に終わりはありません。記事のURLを変更するようなことは悪手ですが、それ以外はいつ何をやっても自由です。自分のサイトですから。

3.3 エロのパワーは偉大

至極当たり前の話ですが、成年青年限らずエッチな漫画はアクセス数が多いです。傑作漫画データベースのアクセス数トップ記事は(成年漫画紹介を除けば)『源君物語』です。

それもあってアダルト作品紹介のサイトを作ったりもしたのですが、アクセス数が全く伸びずログが攻撃ばかりで萎えたため一年ほどで消しました。いつでも復活させようと思えばできるのですが、そもそも管理サイトをこれ以上増やすこと自体がキツイので無いと思います。

3.4 自分の城がある誇り

私はtwitterもやっておりますが、漫画を読む量もアウトプット量もとても敵わないような方が多数いらっしゃいます。ブログの場合は自分のアクセス数だけしか分かりませんが、SNSの場合は他人の呟きと自分の呟きのエンゲージメント(お気に入り数やRT数)が可視化されるため比較が出来てしまいます。

競争することに意味はありませんが、意識してしまうのもまた事実でして、そんな時に自分のWebサイトがあることは心の支えとなります。なんといっても時間をかけてますからね。

3.5 荒城の月を眺めて

どのジャンルにも限らないと思いますが、漫画紹介ブログは文字通り腐るほどありました。

しかし2020年現在、そのほとんどは更新が止まっております。月一でも更新されている方がいればその時点でもうトップクラスです。そう言う私も半年に一度程度の超・不定期更新です。ですから特に更新が止まってしまったサイトのリンクを消すようなことはしません。気が向いたときに更新すれば、負けることは無いのです。全く知らない人のサイトであっても、同じ管理者に対してはちょっとした連帯感というか、仲間意識のようなものが芽生えるものです。

4. 近年の漫画を取り巻く状況の変化

4.1 電子書籍の普及

電子書籍の普及は漫画の在り方を大きく変えました。

昔は完全版、文庫版が出なければ入手困難な名作が多数あった中で、現在はそのような作品も電子書籍で入手可能になりました。例を挙げると『エルフを狩るモノたち』『キメラ』『4P田中くん』『機獣新世紀ZOIDS』『爆球連発!!スーパービーダマン』などです。

またそれに伴って、『セツ』や『アニウッド大通り』のように個人で作品を販売するのも見かけるようになりました。

過去の名作へのアクセス性がよくなったことは、私のように完結作品を紹介するWebサイトの価値を高めてくれることでもあるので喜ばしい事です。

しかしその一方で、私自身の思いとしては「漫画好きを自称するからには、完結作品に群がるのではなく、新作で盛り上がるべし」というのが一番です。

どんな名作であっても完結した漫画は所詮死んだ漫画です、生きた漫画(新作)に道を譲らなければなりません。そしてだからこそ読者は生きた漫画、つまり今連載されている作品を大切にする必要があるのです。

余談ですが、講談社の電子書籍のやる気のない奥付を見るたびに殺意が湧きます。

それから、私のサイトの電子書籍リンクは基本的にkindleですが、これは電子書籍としてkindleを贔屓している訳ではありません。そもそも当初Amazonへのリンクは通販としての利用を想定したものでした。結局その流れからAmazonつながりでkindleのリンクを置いているだけに過ぎません。

4.2 Web漫画の定義の変化

最後に、Web漫画の定義も大きく変化しましたね。

かつてはWeb漫画といえば『ワンパンマン』『汝は人狼なりや?』『ピョウ』『オーシャンまなぶ』『金魚王国の崩壊』『K』『刀遊記』『鉄の少女なつき』などのように、個人サイトや新都社に投稿して更新する漫画のことを呼んでおりましたが、今は編集社が運営するスマホアプリも含めてWeb媒体で読める作品全般がweb漫画です。

少し面白い(というより残念な)ことに最近気づいたのですが、編集社が運営するサイトのweb漫画も作品の公開終了やサイト移転に伴い、かなりリンク切れしやすいです。

5. 最後に

今までのWebサイト運営の話をつらつらと書いてきましたが補足として、「SNSよりもWebサイトの方が偉い」ということではありません。お互いのフィールドでそれぞれの戦い方があり、私の場合はこんな苦労があったということをまとめただけです。

SNS(主にtwitter)の情報発信は本当に手軽で、タイトルがいらない、章立てを考える必要がないだけでアウトプットのモチベーションが大きく向上します。見出しを考えるカロリーは実は大きいです。また直接的な意見交換も可能です。

しかし140文字に収まらない「独りよがりな熱量」があるとき、ブログは便利です。最近はnoteもあるのでそれを活用するのもアリだと思います。

他人は知らないが俺はこう思う!とにかく自分の考察と思いを発信したい!という欲求を形にするのは時間がかかりますが、満足のいく文章が書けると大きな達成感を味わえます。

拙いサイトですが今後とも「傑作漫画データベース」「けっしゃくまんがびぼーろく」ともに宜しくお願い致します。

 

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