ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックス)
葦原大介(あしわらだいすけ)
週刊少年ジャンプで連載中の「ワールドトリガー」1巻の紹介です。
同作品記事はこちら
ワールドトリガー 考察1 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻 9巻 10巻以降
この漫画のジャンルを一言で言うと、近未来SFです。
話の舞台となる三門市というところは、異次元の門からときどき現れる怪物「近界民(ネイバー)」と、その怪物から人々を守る組織「ボーダー」がいるのです。
真面目でお人よしな性格の主人公、三雲修は、その性格のためか、クラスの不良の嫌がらせの対象になっています。その三雲のクラスにある日、空閑遊真(くがゆうま)という白髪の少年が転校してきます。ここからお話は始まります。
日本とは別の国からやってきたような口ぶりの空閑は、クラスの不良のちょっかいにも平気でやり返す好戦的な性格の持ち主でした。またこの空閑は、日本の文化をよく知らないだけでなく、文字も下手で、通貨や交通ルールなど、人間社会そのもののしきたり自体に不慣れな様子で、とてもミステリアスな人物なのです。
報復のため不良たちから呼び出された空閑と、それを許さないとついていく三雲、そこに突如発生した門(ゲート)から近界民(ネイバー)が発生し、不良たちと二人は襲われます。
脚を痛めて逃げれない不良の一人を助けようと闘う三雲、そう、実はこの三雲もボーダーの一員だったのです。三雲は対近界民の装備「トリガー」を装備して近界民に挑みます。
…が、しかし、苦戦してしまいます。
そこにボーダー隊員でもない空閑が加勢したかと思いきや、なんと空閑もトリガーを使うことができて…、というのが一巻の(一話の?)簡単なあらすじです。
- 「近界民(ネイバー)」
- 「ボーダー」
- 「トリガー」
などなど、いろいろと専門用語は多いですが、2巻も読めば、この謎の多き世界観にひきこまれ、はまると思います。というわけで、まずは1、2巻セットで買うことをお勧めします(笑)
1巻の内容についてもう少し話すと、この巻で目立つのは、
転校生の空閑の価値観と、それに困惑する主人公の修、そしてこの二人のやりとり、です。
暴力を暴力でやりかえす空閑のことを三雲は好戦的、暴力的と評しています。しかし僕自身の感想としては、やられた分をやりかえすことは恥じるべきではないと思うのです。やり返すのは難しいし、勇気がいることですけどね。
空閑の”正論”と現実から、自分の非力さと向き合い始める修です。しかし空閑の方もずっとマイペースのまま…というわけではなくて、修の正義感と行動力を評価しており、もしかしたら考え方にも影響が出始めているかもしれません。
以上です。
最後に、僕はジャンプ本誌でもワールドトリガーを読んでいるのでネタバレなのですけど、この漫画は「市街戦」「集団戦」が魅力的なんです。また武器であるトリガーもさまざまな種類があって、そこから生まれる駆け引きと戦術が…
と、とりあえず今回はここまでにしておきます(笑)
ワールドトリガー 1 (ジャンプコミックス)
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