『凍りの掌』 おざわゆき
内容紹介
小澤昌一は東洋大学予科生。東京・本郷の下宿先で銃後の暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、突然名古屋から父が上京し、直接手渡された臨時召集令状。
北満州へ送られた後、上官から停戦命令の通達、すなわち終戦を知らされる。実弾を撃つことなく終わった戦争だったが、その後ソ連領の大地を北に向かわされ、ついにシベリアの荒野へ。待っていたのは粗末な収容所と、地獄のような重労働だった。
シベリア抑留の極限状況を生き抜いた著者の父親の実体験をもとに描かれた衝撃作、待望の新装版!
(Amazon商品ページより引用)
管理者より
私がシベリア抑留のことを知ったのは『ツマヌダ格闘街』の13巻です。
それから少し興味が湧いたため、偶然書店で見つけたこの本を手に取りました。
極寒の地で、過酷な肉体労働を強いられたのだろうと読む前から思っていましたが、それだけではありませんでした。物語後半では思想の話が絡み、そこから生まれるいじめ、仲間割れの話も載っています。
反戦を訴えるからには、身内が経験してきたかもしれない「実際の体験」を知っておくべきだと思います。興味があれば読んでみてください。
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