うわこい4巻感想「すごく… イライラする」

うわこい 4 (ヤングキングコミックス)
糸杉柾宏

「火遊び(ゲーム)」「悪趣味(ゲーム)」が絡み合う4巻です。みなさんお待ちかねのエッチなパーティもあります。もっと乱○見たい!満足できない!という方は同作者の「あきそらlの2巻を買って読むといいでしょう。

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誕生日の朝に見た夢は、浮気をしてしまった父親との別れ…早乙女レナの誕生日のエピソードから4巻は始まります。

レナの誕生日を祝うために、ユノに内緒でレナの家にプレゼントを持っていくユキテル。レナの家にはユキテルが選んだプレゼントと同じ種類の熊のぬいぐるみが置いてありました。

それはかつてレナの父親がレナにあげたもので、そのプレゼントをきっかけに、レナは父親のことをユキテルに話しだします。

「父はね…出ていったのよ 浮気をしてね」

本当に大切な人の手は離してはいけない、と言いながらも出て行ったレナの父親の話を聞き、ユキテルは過去のレナの行動を思い出します。1巻のプールで「この手をつかめる?」と問いかけた意図は、「二度とそのまま離さずにいられるか」ということを尋ねたものだったのです。ユノの存在のことを覚悟したうえで。

「僕は… この手を離さないよ」「無理でも… 離さない」

そして激しく交わる二人。

一息ついたところに、家の呼び鈴が鳴ります。

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いったいだれかと思えば…

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ユノでしたーーーーーーー!!

2chのコピペのように

ユノ「え…?」ユキテル「…え?」

となる二人です。

が、流石はユキテル、口達者にうまくユノを言いくるめて招きいれることに成功します。しかもユノがリビングにいる状態で、レナとユキテルはキッチンで猥褻な行為に及びます。ドレスに下から顔を突っ込む描写がなかなかエロくて、うわこいの中で個人的に気に入ってるシーンです。

それから話は変わって3巻で登場した謎の新キャラ朝霧エリスの回想が始まります。

どうやらエリスは日本国外のいいとこのお嬢様で、婚約者をさしおいて使用人のラヴィ君と交わり、それが親にばれてしまったようです。その過ちの結末は…ラヴィ君の死と両親の離婚、そして遠い島国(日本)への移住となりました。

そこでエリスはこの国で自由な恋愛を謳歌しつつ、「誰とでも自由に」関係を持つことができる代わりに、その関係には「脆さ」が付きまとうということを知ります。

「永遠」なんて存在しない―

歪んだ破滅願望が育つ過程で、エリスはある女の子に対して、そのパートナーの男の子が自分と浮気したことを告げ口してカップルを破たんさせています。同様にユキテルのことも壊そうと考えているのか…気になるところです。

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それから待ちに待ったエリスが部長をするSF研究会の合宿が始まり、ユキテルもそれに参加します。要はただの乱○パーティですけどねw

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ここから先は見せられませんが、登場人物みんなちゃんと裸になるので、安心してくださいw

それでは二回戦、というところで合宿に客があらわれます。

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それは元SF研究会部員の夢乃でした。違和感なく宴に加わる夢乃は、SF研究会の男性部員のアルトとキスを始めます。

もともと夢乃がいろんな男としていることは知っていたユキテルですが、どうにも面白くない

「この気持ちは… 何だろう…」「すごく… イライラする」

男だったら当然そうですよ。下品な言い方ですが、人のものに自分が手を付けるのと、自分が手を付けていたものに人に手を付けられるのでは、結果は一緒なのに後者の方が断然いらいらします。そういう性なのでしょう。

ちなみにこの合宿への珍客は夢乃さんだけではなくもう一人います。…がそれが登場するのは次の5巻になります。クライマックスも近づいてきましたね。

 


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