『打撃マン』『打撃天使ルリ』 山本康人
電子版発行：スマートゲート
（※こちら電子のみで紙単行本は絶版しております）
内容紹介
結婚式場で働く伊達保・30歳。愛する妻と一人娘の三人家族。
ある事件をきっかけに、ごく平凡なサラリーマンだった伊達の中に何かが芽生え始めた…。
暴力への恐れ…それと表裏一体の強さへの憧れ…
その衝動のままに事件の当事者を殴り倒してしまう。
だしゃあと華麗なるパンチを繰り出す“打撃マン”が世の中の不条理に立ち向かう!!
（Amazon商品ページより引用）
管理者より
あの名台詞「お前は一線を越えてしまった！！」で有名な漫画です。
タイトル通り「だしゃあ！！！！！！」と悪にグーパンチ（打撃）を加えるシンプルな作品です。現実なら傷害罪になるんじゃ…とか、結局打撃マンとは何ぞや…とか、そんな複雑（野暮）なことを考える必要はありません。
悪の「成敗」、肉体と力の「解放」、そしてその「様式美」というカタルシスを、ハンバーガーのように手軽に味わって笑顔になってほしいと思います。
それにしても”打撃”という言葉の選択が絶妙だと思います。全３巻ですが、短編が連なる形式のため１巻を読むだけでも十分に楽しめます。（しかし私は３巻に登場する舞子一家が大好きです笑）
また打撃マンに登場する女子高生ルリのスピンオフとして『打撃天使ルリ』（全４巻）もございます。おそらく打撃マンだけでお腹いっぱいになる人が多いと思うので(笑)、そこまで打撃天使ルリのオススメ度は高くないですが、「打撃とは何か」を説く素晴らしい言葉が打撃天使ルリ１巻に登場するので紹介します。
打撃と暴力を一緒にするな
あのすさまじいパワーは耐えがたい理不尽な行為に対して真の怒りが沸きおこった時のみ拳から発揮されるものなんだ打撃はプライドだ
『打撃天使ルリ』１巻 4話（打撃4）より引用
余談ですが打撃マンの電子版はスマートゲート社から出ております。昔の紙単行本（講談社コミックスプラス）の表紙デザインもかなり好きなので、それがもう見れないのは惜しいですね。
参考画像（画像クリックで引用話数表示）
こちら『打撃天使ルリ』です。
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