足立区四畳半会議

『足立区四畳半会議』 桜宇宙

著者twitterにて発表(@sakuramankiti)(単行本:株式会社ナンバーナイン)

内容紹介
読むドラッグ!
足立区のとあるアパートでのお話。
ジャンキー、ヤクザ、旅人、宗教家、猫、弁当のおかずなどが色々な事を話し合います。
Amazon商品ページより引用)

管理者より
この漫画の登場人物達は、主人公のハゲさんも含めて滅茶苦茶カジュアルにドラッグを服用します。

そのためいわゆるトリップ描写、現実と空想の区別がつかない描写が多く、率直に言って真面目な人(耐性の無い人)がいきなり読むと大分引くと思います、そんな漫画です。小林銅蟲の『寿司 虚空編』すら霞むようなマジモンです。

しかしそこで議論されるテーマは、なぜ人は不幸になるのか、死とはどういうものなのか、自殺は救いになるのか否か…などなど死生観に関わるものが多く、時々「おっ意外と鋭い指摘だな」と思わされる台詞が登場します。

「一日は長いけど一週間はすごく短いんだ」(第二話)
「君たちが言う「ピンピンコロリ」なんて幻想なんですよ」(第三話)

念を押しますがドラッグは絶対に駄目です(^^;)
また死や幸福の定義を凝視することは、不必要…とまで言いませんが、今日やるべき事が決まっている心身ともに健康な人には腹の足しにもなりません。

しかしついつい、怖いもの見たさでページをめくってしまうような漫画でもあります。『闇金ウシジマくん』や『殺し屋1』など好きな方にオススメします。

おそらく1巻を読み始めると1,2話で満腹に(いろんな意味で)なるかもしれません…が、3話の死にまつわるエピソードは一読の価値があるので是非そこまで読んで欲しいですね。

また個人的には桜宇宙のデフォルメキャラの可愛らしさが好きなので、それもあってオススメです。
(あくまでデフォルメであり、要所要所で人物がリアルに描かれるギャップも好きなんです)

LINEまんがで無料で読める作品も公開されております。まずは「とらえもん」をどうぞ。これもかなり強烈な作品です…汗

参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”足立区四畳半会議” 1巻第3話より引用
”足立区四畳半会議” 1巻第4話より引用
”足立区四畳半会議” 1巻第4話より引用
”足立区四畳半会議” 2巻第6話より引用

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(以下追伸)
ここ最近、良い悪いは別にして、アウトローもしくはアングラな話題を扱う漫画が増えてきました。凄まじいシンクロニシティだと思います。(服役設定のバーチャルyoutuberもいますし、時代ですかね)

[ドラッグ、裏社会等]

[菊タブー等]

[海外危険地帯等]←アングラではありませんが、ついでに紹介です笑

とまあ色々注目されている作家やアカウントも多いですが、

その強者達の中でも僕は桜宇宙が一番ヤバいと思っています。

(以上、追伸終わり)


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