ゆりあ先生の赤い糸

『ゆりあ先生の赤い糸』 入江喜和

掲載雑誌「BE・LOVE」(講談社)

内容紹介
かつて姉の影響でバレエをやっていた伊沢ゆりあ50歳。現在は手芸教室の先生として地味ながらも幸せに暮らしている。そんなある日、物書きの旦那が渋谷のホテルで昏倒し、救急車で緊急搬送される。病院に駆けつけるとそこにいたのは旦那と見知らぬ美青年。診断はクモ膜下出血。緊急手術をし一命は取り留めたが、旦那はいっこうに目覚めない。そして後日、病院で再開した美青年の口から語られたのは信じがたい話で・・・・・・。
Amazon商品ページより引用)

管理者より
私は思います、年を取ることは自分の可能性が一つずつ閉じる恐怖と戦っていくことだと。

この主人公のゆりあさんも、物語最初は低収入、子無し、セックスレスなど、ある種の諦観を抱えながら穏やかな日々を過ごしておりました。しかし昏倒し意識を失ってしまった夫(ゴロさん)の浮気が発覚したことをきっかけに、一風変わった人間ドラマが始まります。

この作品の魅力は50歳のゆりあさんの漢気と、優しさと、可愛らしさです。

特にゆりあさんにも恋心が芽生えて、35年ぶりにバレエを始める5巻以降からは一層目が離せなくなります。何を始めるにも遅すぎることはない、そんな前向きな気持ちになれる良い漫画です。

だからこの作品を浮気・不倫はダメ絶対!あり得ない!と敬遠してしまうのは勿体ないと思います。(そもそも浮気の断罪は当事者にしかできませんし、交通事故に遭う人も事故を起こしたくて起こすわけではありません)

ともあれキスの描写などが結構生々しかったり、油断しているとドキッとさせられることもあります。

管理者イチオシの漫画です。まずは3巻までどうぞ。

参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”ゆりあ先生の赤い糸” 1巻第2話より引用
”ゆりあ先生の赤い糸” 4巻第24話より引用
”ゆりあ先生の赤い糸” 4巻第24話より引用
”ゆりあ先生の赤い糸” 4巻第24話より引用
”ゆりあ先生の赤い糸” 6巻第33話より引用
”ゆりあ先生の赤い糸” 6巻第37話より引用
”ゆりあ先生の赤い糸” 6巻第37話より引用

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