ディアティア
かずまこを
甘酸っぱい高校生の二人の出会いを描く第一巻です。こんな高校生活送ってみたかったです(涙目)
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ディアティア 2巻
いきなり主人公が女の子からの告白を断る、というプロローグから始まります。
「女の子の涙が苦手だ」
神妙な面持ちのイケメン主人公の成田君、しかし相手の女の子もかわいいのにもったいない…、というかうらやましい…です。
その成田君にある日、1年生の女の子が突っかかります。
「美佳先輩の何が駄目だっていうんですか?」
この女の子は桐ケ谷といいます。冒頭で告白を断られた女性は美佳先輩というらしいですね。初対面で、しかも先輩である二年生の成田に女の子を振った理由を聞こうとする、なかなか勇気ある桐ケ谷。しかし実は以前、桐ケ谷の友達も成田に振られていた(!)のです。
どうして成田が女の子にモテるのか、そしてなぜ成田が女の子を好きにならないのか…、気になる桐ケ谷は、今日から一緒に帰ってもいいかと提案します。
…とここでこのブログを読んでる皆さんは、「はいはい、どうせミイラ取りがミイラになる展開なんだろ?読めるよ。」と思うかもしれません。しかし、この桐ケ谷は一筋縄では落ちないので、その点は読みごたえを保証しておきます!!!
脱線はこのくらいにして、成田と一緒に学校から帰った桐ケ谷は、成田の家の玄関口で、成田にヒステリックに泣きつく成田の母親を目にします。この母親こそが、成田が女性を苦手な原因だったのです。
いいきっかけとは言えないですが知り合った二人の物語はここで終わりません。桐ケ谷の強い瞳に惹かれていることに気づき、アプローチを始める成田。一方桐ケ谷は、実は成田に話しかけたのは、自分自身成田に興味があったからだった、と自覚してはいました。しかし付き合っているわけでも、はっきり好きというわけでもないのに成田と一緒にいるのは、成田のことを好きだった友達や先輩に悪いと思い、一歩引いてしまうのです。
なかなか身動きのとれない桐ケ谷です。本当に好きでないのか、気持ちに整理がついてないだけなのか、その強い正義感ゆえに好きという気持ちに蓋をしているのか…はてさてどれなのでしょう。
紹介は以上です。
ラストにかけての盛り上がりが半端ない作品です!「ディアティア」のシリーズは2巻まで出ており、3巻目の分も今「楽園」で連載されていますが、個人的にはこの1巻が一番好きです。
「ハッピーエンド以外お父さん許しませんからね」という気持ちで読んでもらって結構ですよ(笑)
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