優しい人は冷たいの?等

今日の記事は漫画は関係ありません。ただの日記です。

ちょくちょくtwitterでリツイートされてくるツイートの中に、

以前嫁さんと達した結論なんだが、他人に絶対腹を立てない優しい人ってのは、もともと他人に対してほとんど何も期待してないから、期待が外れて「何でこんな事もできないの!?」っていう腹も立たないのであって、そういう意味じゃ優しい人が一番冷たくて怖いよね。

— tamon (@Via_Nirone7) May 4, 2013

というのがありまして、これは考えさせられるなと思いました。確かにそうだよねと納得する人もいるでしょうし、これはちょっと違うのではないかなと思う人もいるでしょう。

僕はどちらかというと後者の方です。

叱る勇気が無くて何も言えない…というパターンは今回無しと仮定して、優しい人を、上の例の文脈に沿うような「許す人」だとします。しかし許すからといって、もともと「全く期待していなかった」というのは、ちょっと極端ではないかと思うのです。

僕の考えはこうです。

優しい人は「期待している。しかし上手くいかない可能性も考慮している」のだろうと思います。つまり優しい人は、想像力があるから優しいのです。

少し昔「傑作漫画データベース」の記事の名言集紹介の一つで、「シマシマ」2巻のマシュ君の台詞を紹介したことがあったのですが、これに近い話ではないかと思います。「自分の気持ちひとつで 悩まないことはできると思うんだけど……

そう、自分の心の持ち方一つでどんなことも受け流すことができます。この”受け””流す”ということも、立派な「許容」の一つではないかと思うのです。

例え結果的に他人が自分の足をひっぱったとしても、その可能性がもともと頭の中にあったら、ひいては自分自身が将来いつの日か他人の足をひっぱってしまう逆の立場の可能性も考えていたら、それを許しやすくなると思います。これは心の持ち方に関する立派な努力の一つだと思います。

「優しい人は冷たい人?優しい人は強い人? いいえ、優しい人は何より賢い人」だと僕は思います。

 

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