『アニウッド大通り』 記伊孝
電子書籍(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)出版
紙書籍は星海社COMICSより一部出版(講談社)
あらすじ
昭和50年代、かつてアニメが荒々しく熱を放ち続けていた時代の製作の現場と、その家族によって紡がれる群像劇を情熱的に描いた、記伊孝渾身の意欲作、電子書籍(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)による出版を経て、ついに単行本化! これは、俺たち家族と、お父ちゃんの……創作(ゆめ)にまつわる物語である。
(Amazon商品ページより一部抜粋)
管理者より
80年代が舞台の漫画です。当時のアニメの年表を見ると…79年にガンダムとドラえもんが放送され始めて、80年イデオン、82年マクロス、84年ナウシカ…実感は無いですが熱を帯びた時代であったことが想像がつきます。
子供たちが危険と隣り合わせでいろんな遊びをしていた時代であり、若者たちが夢中になって車、バイク、無線というメカいじりをしていた時代ですからね。
この時代を舞台にした漫画といえば、ほかにも島本和彦さんの『アオイホノオ』や一本木蛮さんの『同人少女JB』があるので、興味がある方はそちらもどうぞ。(島本和彦さんはこの「アニウッド大通り」の1巻の帯で紹介を書かれていらっしゃいます。)
さて漫画の内容について言うと、こういうノスタルジックかつ家族愛に溢れた物語というものに私はすごく弱いので、滅茶苦茶ツボに来ました。アニメーション映画監督である父・和樹のアイディア、行動、言葉…そのすべての節々にクリエイターとしての、いや男としての生き様はこうあるべきだと勝手に感銘を受けています(笑)
絵がすごく美麗なだけでなく、下着やお風呂のエッチなシーンもときどきあるのでその点もオススメです(^ω^)
現在紙媒体で出ているのが3巻で、kindle版の6巻途中からその続きを読むことができます。あとがき漫画として描かれている『巨匠と過ごす夏』(98年に宮崎駿監督の東小金井村塾で作者本人がアニメーション演出を学んだことを描かれている)も面白いです。
イラストを一枚みるだけで、「え!?こんな上手い人がキンドルで個人出版していたの!?」とびっくりすると思います。
参考画像(画像クリックで引用話数表示)
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アニウッド大通り 1: アニメ監督一家物語 Kindle版 (13巻既刊 2023年2月)
アニウッド大通り(1) (星海社COMICS) コミック – 2014/9/10 (3巻既刊、kindle版の6巻途中まで収録)