『インドでキャバクラ始めました(笑)』 沼津マリー
掲載webサイト「webコミックモアイ」(講談社)
内容紹介
服飾の専門学校に通う傍ら、軽い気持ちで始めた夜の世界にどっぷりハマりこんだ“ゆとり世代の落とし子”沼津マリーは、常連の社長にそそのかされ、単身インドに乗り込みキャバクラを経営することに! 日本の常識はインドの非常識。右も左もわからぬインドで、現地の駐在員相手に悪戦苦闘しつつキャバクラ「クラブマリー」を切り盛りする様子を本人が描いた、ほぼ実録エッセイ。
(Amazon商品ページより引用)
管理者より
この漫画は沼津マリーさんが日本の水商売で磨き上げてきたその魂をインドでさらに昇華し、真理を悟るまでの過程を克明に描いた漫画です…。
↑というのは少し大げさですが(笑) 嘘ではありません。
今現在沼津マリーさんがダ・ヴィンチNEWSでweb連載されている『弟がネトゲ廃人な上に働かないから私が養っている件』もそうなのですが、読むとマリーさんの徳の高さにびっくりします。
水商売に対する世間の認識への理解とか、インドで雇う女性たちへの誠意とか、働かない弟に対する許容とか、とてもしっかりしていて、それでいてユーモラスで、バランスがとれた考え方をするなあと驚きました。
わりとこういう男女ネタを描く人の中には、相手のダメなところを掘り下げがちな(でないとネタになりにくい)印象があるので苦手なのですが、マリーさんの前向きな考え方は好きです。
ただし一つ注意点として『インドでキャバクラ始めました(笑)』の単行本は2巻で止まっており最終回まで収録されておりません。また連載されていたモアイのページも削除されたので、2巻の続きを読む手段はこの世から消えました…。(コミックDAYS版はおそらく単行本ベースの収録だと思います)
元々グレーゾーン(ほぼ違法)の商売のお話で、最終的には退去させられる結末でした。その展開が単行本にするのに厳しかったのかな…むしろだからこそ最後まで刊行してほしかったですが…。
何はともあれ作品に罪はありません。楽しく読める四コマギャグ漫画なのでオススメです。
参考画像(画像クリックで引用話数表示)



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