ジュウドウズ1巻感想「ジュウドウズが 始まる…!!!」

ジュウドウズ 1 (ジャンプコミックス)
近藤信輔

ド迫力超人柔道漫画であるジュウドウズの紹介です。
個人的にジャンプ新連載の中でかなり応援してます。オススメです。

同作品記事はこちら
ジュウドウズ

東京の尊道館という道場で、他のマスコミとともに柔道メダリストの取材を行うスポーツ記者、斎藤優水月れんげ

しかし斎藤は取材対象である選手たちの異常な殺気に疑問を抱いていました。

一方取材に乗り気でない水月は廊下で、一人の学生服を着た少年に出会います。
彼は自らを柳華と名乗りました。

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そして急きょ取材は中止になり、全ての記者が尊道館からシャットアウトされてしまいます。
なぜならその尊道館にて、柔道界の世界トップである井田慧治選手と柳華の非公式試合が始まるからです。

尊道館の館長である山沢はこう語ります。

日本のとある山中奥深くに八破羅村という柔の村が江戸時代から存在し、
尊道館の猛者たちが100年以上もこの八破羅村に挑み続け、敗れてきたと…。

八破羅村での”祭”を控えて初めて東京に来た柳華は、今年の八破羅村からの刺客だったのです。

その柳華が全日本選手権とオリンピックの金メダリストである、井田慧治選手に挑みます。

否、世界最強の井田慧治選手が柳華に挑みます。(※第一話です) 

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たまたま見物を許された斎藤と水月の二人は、降参or失神でのみしか決着がつかない八破羅のルール、そして柳華の実力に驚きます。

500kgを投げる怪力で頭から地面に叩き付ける井田選手の背負い投げを、華は首の筋肉だけでこらえ、さらに体の捻りだけで120kgある井田の体を投げます。

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世界最強の井田を一蹴した華のいる八破羅村とそこで行われる”祭”とは一体…?

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斎藤達は後日その八破羅村の手がかりを見つけ、取材に乗り出します。

八破羅村は一見してふつうの田舎町で、斎藤達は「やなぎや」という旅館・食堂で働く華を見つけます。

またそこで華の父親しげるが、八破羅村は今”ジュウドウズ”の真っ最中であるということを、口を滑らせて言ってしまいます。

”祭”というのがおそらくこの”ジュウドウズ”なのでしょうが、まだよくわかりません。

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午後8時を過ぎて、外にいる華を見かけた水月は、夜は外出しないように注意されていたにも関わらず宿の外に出てしまいます。
ようやく追いついて華の姿を見つけた水月、しかしそこにいた華は、今まさに大男と相対していました。

そう、ジュウドウズ”とは、この八破羅村で行われる柔道バトルロイヤルのことだったのです。

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ジュウドウズは卯月(4月)~長月(9月)の間の満月の晩、夜8時~12時まで行われます。
外で出会った瞬間に試合が始まり、お互いの持ち札をすべて懸けて闘います。

一方で宿にいた斎藤は、「やなぎや」の食堂でジュウドウズの様子をモニターで見て盛り上がる村人達の姿を見て驚きます。

しかもモニターの中では八破羅村の怪物たちが、腕試しに外から来た大相撲の横綱や総合格闘技の王者を圧倒していました。
400年もジュウドウズを続けるこの八破羅村の柔道は、表の世界の格闘技では全く歯が立たないほど高いレヴェルになっていたのです。

そして華はジュウドウズ第一夜にして思わぬ強敵に遭遇します。

それは受け身に特化し10mの高さの崖から落ちてもその衝撃を受け止める”解体者”工藤権左…

を受け身がとれない速さで大外狩りする”暴狗”岩田我治です。

受け身どころか反応すら困難な我治の超高速大外刈り、しかし華はこれを見切り背負い投げします。

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しかしこの程度では終わりません。我治にはさらにその上の”獣道”という技があったのです。
華はどうやってこの”獣道”を打ち破るのか、そして第一夜最後に出会う謎の男は…!?

という1巻です。

この単行本ではおまけページが充実していて、登場人物のプロフィールと由来の紹介があります。
この我治がかっこいいんですよ。作者お気に入りのキャラというのもうなずけます。

また本体表紙におまけ漫画もついています。

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水月さんも良いですけど、愛女さん(”2m40cmの母親熊”)も良いですね。
僕はこの人の描く女性キャラがとても好きです。

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ただ井田選手の紹介ページで「アゴ毛も筋肉も思う存分描いたら、それがあまり評判良くなく、…」とあって、そうなのかぁ残念だなぁもっと多くの人にこの漫画を読んでほしいのになぁと、もどかしい気持ちになりました。

僕も確かに1話を見たときは少し絵柄が濃い(というか暑苦しいw)と少し思いましたが、気になるというほどではありませんでした。

そもそもだって、柔道漫画ですしね、むさ苦しくて当たり前じゃんと思うのです、さじ加減は確かに必要ですけどね。

村瀬克俊さんの「モングレル」と一緒で、格闘技の描写のにこだわりすぎると人気でないのかなぁと寂しい気持ちになってしまいます。

ちょっとしんみりしてしまいましたが…、応援してますジュウドウズ
是非もっと多くの人に読んでほしい!


ジュウドウズ 1 (ジャンプコミックス)

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