4 1月 2023

むねのうちには

『むねのうちには』　日坂水柯

掲載Webサイト「COMICブースト」（幻冬舎）

内容紹介
女の子の”むねが大きい”は大変だけど、きっと幸せも詰まってる。繊細だけど、どこか大胆な個性派ラブストーリー!!
（公式サイトより引用）

管理者より
まあまあ、まずは無料で読める３話までCOMICブースト(公式サイト)で試し読みどうぞ。単行本１巻が７話収録ですので、１巻の半分近く無料で読めますよ。

この漫画は、胸が大きい女性の、悩みと、恋のお話です。

日坂水柯の表情描写、柔らかさの表現の上手さも相まって、ヒロインの潤さんが大変色っぽいです。同作者の『白衣のカノジョ』と合わせておすすめします。

（以下、脱線）
以上のように作品を紹介すると「巨乳を色っぽいと思うとは何事か！」と怒られるかもしれません（思うことは自由です）。もしかすると逆に「巨乳を色っぽく描写するとは何事か！」という作品への批判すらあるかもしれません（絶対にあってはならないですが）。

胸の話はデリケートな話題です。特に昨今において男から胸の話をするなど、まず恐れ多くてできません。性的だから…というのも大きな理由ですが、一番の理由は個人差のある話題だからです。

これは昨今のジェンダーレス（男女の社会的な差を取り払うこと）の暴走が寄与しております。性別間の格差の是正は、いつの間にか同性内の個人差への攻撃に姿を変えました。例えばこのような胸の大きさの悩み（魅力と裏表一体）に対して「贅沢な悩みをするな」と攻撃する人は、残念ながら存在します。

だからこそ、私はこの『むねのうちには』という作品を応援したい思いがあります。

この漫画は時代に逆行などしておりません。なぜならどんな時代にも胸の大きさで悩む女性は存在するからです。それを作品として取り扱うことが妨げられてはなりませんし、そもそも他人の魅力をスポイルし、お互いの足を引っ張り合うのがジェンダーレスの本質では無いはずです。
（以上、脱線終わり）

参考画像（画像クリックで引用話数表示）