惑星のさみだれ

『惑星のさみだれ (ほしのさみだれ)』 水上悟志

掲載雑誌「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)

内容紹介
雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった……ハズが、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否するまもなく、既に指輪と能力が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。救世主の降臨と思いきや、実は地球征服を企む魔王だった……。

平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!
Amazon商品ページより引用)

管理者より
内容紹介だけ読むと「??このさみだれちゃんは味方なの?敵なの?」と混乱しますが味方です。味方側の総大将です。敵の正体は何なのか、何故さみだれちゃんは地球を壊したがっているのか、その謎も中盤明かされるので楽しみにしてください。

この漫画の魅力は何と言っても「最強ヒロインの背中を追いかけながら主人公が成長していく」王道ストーリーです。このジャンル大好物なんですよ、『Fate/stay night』とか『キメラ』とか『ツマヌダ格闘街』とか。

一巻だけ読むと主人公の念動力(サイキック)もぱっとしませんが、仲間が増え、敵も強くなるにつれて能力も強くなっていきます。またその中で超能力を使う人間の在り方が問われる場面も増えていきます。

個人的な感想ですが、この作者は一貫して超能力に対する哲学(「特別な能力を持つことと、特別な存在であることは全く違う」)が様々な作品に散りばめられていると私は思います。

この独特なSFにハマった人は是非『サイコスタッフ』『宇宙大帝ギンガサンダーの冒険』『放浪世界』などの短編集もどうぞ。(ギンガサンダーには惑星のさみだれ完結後の番外編が収録されております!)

またこの作品の大きな特徴が「大人、子供が混じって力を合わせて戦う」というものです。
全くジャンルは異なるのですが映画「十二人の怒れる男」に通じる面白さがあると思っています。

ちなみに私は風巻(しまき)と茜の二人が好きでした。

まずは三巻までどうぞ。
(欲を言えば六巻まで読んでほしい…)

管理者イチオシの漫画です。

参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”惑星のさみだれ” 1巻第7話より引用
”惑星のさみだれ” 1巻第7話より引用
”惑星のさみだれ” 5巻第31話より引用
”惑星のさみだれ” 5巻第34話より引用
”惑星のさみだれ” 7巻第43話より引用

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