クズとメガネと文学少女(偽)

『クズとメガネと文学少女(偽)』 谷川ニコ

ツイ4(twitterアカウント)にて掲載(星海社)

内容紹介
凜とした文学少女・織川衣栞の正体は、顔以外は地雷しかない文学少女(偽)!

彼女(の外見だけ)に一目惚れした古河(クズ)と、クールな読書家の守谷(メガネ)との三人が織りなす、本をめぐる冒険の行方は……!?

綾辻行人の『十角館の殺人』を筆頭に、『罪と罰』『仮面の告白』などの古今東西の名作が続々と登場する読書コメディ。『わたモテ』の谷川ニコが描く文学少女(偽)に、きっとあなたも恋をする!?
Amazon商品ページより引用)

管理者より
「進学校でバカだと思われるのが嫌だから文学少女キャラになろうとしてたのに……!!」
「陸上の大会って学校によってパンツみたいな格好で出るのよ……恥ずかしいじゃない……」

という谷川ニコ作品では最早おなじみの、自意識過剰でどこか世間知らずな主人公が繰り広げるコメディです。

おそらく意図的に『わたモテ』に比べて主人公達が美男美女に描かれておりますが、これは主人公達のおバカな内面をギャグ漫画として演出するため(ギャップを強調するため)だと思います(笑)

全2巻で読み易いですが、個人的には図書委員長の活躍をもう少し見たかったです。

作中に登場する文学作品(「十角館の殺人」や「悪の教典」など)については、それぞれの作品にまつわる谷川ニコ先生のエッセイ(読書ノート)が綴られております。

節々に星海社(の副担当のMさん)に対する恨みが残っていて心配になりましたが(笑)、2巻最後の又吉直樹の「火花」にまつわるお話が一番面白かったです。具体的には谷川ニコ先生がかつてお笑い芸人を目指しオーディションに行ってネタ見せした際の、とあるエピソードが綴られております。

参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”クズとメガネと文学少女(偽)” 1巻page 62,63より引用
”クズとメガネと文学少女(偽)” 2巻page 24,25より引用
”クズとメガネと文学少女(偽)” 2巻page 48より引用
”クズとメガネと文学少女(偽)” 2巻page 55より引用

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