リメイク2巻感想 「全然…わかってなかったんだ」

リメイク(2) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
六多いくみ

恋も仕事も順風満帆かと思いきや、仕事場では客のニーズが分からず先輩との中も険悪…、しかも恋の方も、奥村さん案外だめんずに捕まる素質が…!?という試練の二巻です。

同作品記事はこちら
リメイク 1巻

客に対するケアの仕方についての口論がきっかけで、主人公の奥村かのこは先輩の藤野と冷戦状態になってしまいました。そのせいで職場の雰囲気が少し悪くなってしまい、憧れの四十崎課長からも窘められてしまいます。
「奥村くん 少し頭を冷やしなさい」

これは難しいところですよねー。新人賞に入賞してやっと仕事のコツが分かってきたころに、先輩から仕事の方法を細かく注意されたら、「こっちだって分かってるのにー」と反発したくなっちゃいますよ。たとえその先輩が実績を持っていてもです。

と、そこで一つの出会い。雨でびしょ濡れになったのをきっかけに、とあるお店のバーテンダーと知り合います。

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仕事のミスや人間関係の悩みについて彼に励まされて、かのこは自信を取り戻します。しかしそれは果たして自信なのかうぬぼれなのか…。

藤野が休みの日に、よく藤野を指名する客がやってきました。本来なら担当者不在というところですが、かのこは意気揚々と対応し、新商品の口紅をすすめ買い上げてもらいます。

…が、なんと数日後、返品されてしまいました。「本当に似合うと思って商品をおすすめしたのですか?」と、かのこは再び藤野からお叱りを受けます。これにはさすがにかのこも落ち込んでしまいました。

しかも新しく雇われたビルの警備員が、なんと一巻で突き放した元彼(浮気経験あり)だったのです。

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うわぁこれは面倒くさい(笑)

踏んだり蹴ったりな場面で頭に浮かんだのは、前知り合ったバーテンダー高橋でした。電話をかけたところ話が止まらず、高橋のいる音楽イベントに、かのこは飛び入り参加します。25歳で独身なんだから自由で当然…ですが、どうも胸の奥がザワザワする模様。憧れの四十崎課長の後ろ姿がちらつきます。

仕事の話に戻るのですが、なんとチーフの嶋田が、藤野とかのこにコンビで働くように指示しました。過去に重ねたミスもあって緊張するかのこですが、何とか仕事をこなすことができているようです。またそれと同時に見えたのは、藤野の並々ならぬ観察力と適切な判断力でした。

「やっぱりすごいんだ藤野さん―」

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素直でいい子ですねー、先輩とはいえ一度険悪になった相手をきちんと認めて…、こうやって成長していく姿は見ていて本当に気持ちがいいです。

藤野との仲もうちとけた頃、結婚してちょっとブルーな旧友あっちゃんにかのこはメイクをしてあげます。

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これがきっかけで本当に大事なものを見つけます。表面上のやさしさではなく、笑顔になってもらいたいという気持ちが大事なのであるということ。ところがその後、かのこは恋愛方面であっちゃんからお叱りを受けます。

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読者みんながおもってくれたことをよくぞ言ってくれました(笑)

仕事には光明が見えたかのこですが、果たして恋愛の方はどうなのでしょうか、年下のバーテンダー高橋も何やら不穏な一面が…?と続きが気になる2巻です。おまけ漫画の方も、コスメや小物情報が充実していて、とても読みごたえがありました。

ところで最近知ったのですが、EDENてweb漫画だったのですね。「にがくてあまい」がこれに連載されていたとは…。

webコミックモアイといい、大人の女性向けのweb漫画が最近増えたんだなーと思います。


リメイク(2) (エデンコミックス) (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ) 

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