いいひと。

『いいひと。』 高橋しん

掲載雑誌「ビッグコミックスピリッツ」 (小学館)

あらすじ
ゆーじは北海道出身の青年で、高校・大学と陸上部の長距離走選手だった自分に夢を見させてくれた愛用のシューズの販売元、国内最大手のスポーツ用具メーカー「ライテックス」が好きだからと、上京して同社の面接を受ける。持ち前のお人好しぶりから様々な厄介事に巻き込まれて面接に遅刻したり、紆余曲折を経ながらも入社を果たす。

そして入社後、新入社員を代表してスピーチを行うが、その場面で社長に苦言を呈す。その後、様々な思惑により、様々な部署を異動することになるが、最初は不審がられたり反感を持たれたりしながらも、持ち前の人の好い性格で周りの人の心を動かしていく。
wikipediaより引用)

管理者より
言葉で紹介するのが難しい漫画です。ジャンルは「サラリーマン漫画」ですが、途中には大学駅伝の監督を務める話もございます笑(単行本9~12巻)

この漫画はシューズ等を作るスポーツ用具メーカー、ライテックスに入社した優二(ゆーじ)がさまざまな部署を転々として問題を解決していく漫画です。しかし『山口六平太』のように優二が直接問題を解決するわけではなく、(優二とは別の)各エピソード毎の主人公が、優二に出会い、自分と周りを見つめなおして行動を起こす…という構成が多いです。

スポーツ用具メーカーのお話ですので、冒頭紹介した駅伝のように「陸上競技」が大きく関わっていきます。というのも、実は作者の高橋しんさんが山梨学院大学の陸上部出身で、箱根駅伝を走ったこともあるすごい方なのです。

また適度にギャグも織り交ぜられていて、とても読み易くて面白いです。

ヒロインたちも可愛いです。私のおすすめは二階堂さん(`・ω・´)キリッ
途中から絵柄もやわらかくなっていって、『最終兵器彼女』の頃の絵に近づいていきます。

作中の名言、迷言を本サイトでいくつか紹介しているのでこちらもどうぞ。(一部抜粋)

名言 その26 「今の自分を好きでいるための、調味料みたいなものでいいと思うんです。」
名言 その40 「それって、会社に似てると思いません?」

陸上が好きな方、前向きな気持ちになれる話が読みたい方にお勧めします。
管理者イチオシの傑作漫画です。

参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”いいひと。” 3巻第4話より引用
”いいひと。” 19巻第1話より引用
”いいひと。” 19巻第1話より引用
”いいひと。” 19巻第1話より引用

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いいひと。(1) (ビッグコミックス) Kindle版 (全26巻)
いいひと。―For new natural life (1) (ビッグコミックス) (日本語) コミック – 1993/10/1 (全26巻)
いいひと。(1)(小学館文庫) (日本語) 文庫 – 2003/10/15(全18巻)