凍りの掌

『凍りの掌』 おざわゆき

内容紹介
「あの大陸の奥、ずっとずっと北の凍りのような土の下に、仲間がたくさん埋まっとる。みんな、どんだけ無念だったろう。友よ、せめて、せめて魂は共に帰ろう」
「凍りの掌」は、作者のお父さんが実際に体験した過酷なシベリア抑留の様子を直接聴き書きし、2年半の歳月をかけ、全3巻の同人誌として完結させた作品です。
すでに戦争が終わっていたにも関わらず、労働力としてシベリアに送られた日本兵の多くは「俺たちは白樺の肥やしになりにきたのか」と言い、痩せ衰えて亡くなりました。かろうじて生き残った者たちも、いつ帰れるという保証も無いまま、極寒の地で重労働に耐えるしかなかったのです。
身内の実話であるが故にリアルな体験が語られ、極限状況を生き抜こうとする人間の慟哭が胸に響きます。戦争体験者が高齢化している現在、こうした形で生の声がまとめられたのは貴重な記録と言えるでしょう。
Amazon商品ページより転載)

管理者より
僕がシベリア抑留のことを知ったのは「ツマヌダ格闘街」の13巻です。
それから少し興味が湧いたため、偶然書店で見つけたこの本を手に取りました。

極寒の地で、過酷な肉体労働を強いられたのだろうと読む前から思っていましたが、それだけではありませんでした。物語後半では思想の話が絡み、そこから生まれるいじめ、仲間割れの話も載っています。

反戦を訴えるからには、身内が経験してきたかもしれない「実際の体験」を知っておくべきだと思います。興味があれば読んでみてください。

 

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