ハチミツとクローバー

『ハチミツとクローバー』 羽海野チカ

掲載雑誌「CUTiE Comic」(宝島社)、「ヤングユー」(集英社)、「コーラス」(集英社)

概要
美術大学を舞台に、いわゆる「青春群像劇」を、ハイテンションなエピソードや静かな感動シーンを通じてとらえていく。恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いている。
wikipediaより一部抜粋)

管理者より
群像劇ではありますが、主人公の竹本君の頑張りを見るといつも本当に胸がキューーーっと締め付けられます。竹本君がなかなか決まらない進路に悩み、報われない恋とその想い人の窮地に葛藤し、それでもちゃんと答えを見つけて前に進もうとする姿を、私は本当にいとおしいと思いました。

大学恋愛漫画かと思いきや社会人チームの恋模様もあって、実は僕も野宮さんが告白するシーンが結構好きだったりします。(作品内ではっきり「好き」を相手に伝えたのは主人公の竹本君と野宮さんだけだったと思います)

一気読みするタイプの漫画ではなく、のんびりと、登場人物の成長を見守りながら読むタイプの漫画だと、個人的に思います。大人になった今読むとすごくノスタルジーを感じますね…。

ヒロインの一人の山田さんが好きなので、以下の記事でちょこっと紹介しちゃいました。
あなたの萌えはどこから?


(追記)『ハチミツとクローバー』で印象的なエピソードは?と聞かれたら、私は9巻の森田兄弟の回想に登場する「根岸のおじさん」を挙げます。いわゆる持たざる者のお話です。

羽海野チカ先生自身も、おそらく有名漫画家として周囲から嫉妬やねたみを受けることの方が多かっただろうはずなのに、ここまで(男のプライドも含めて)持たざる者の気持ちを描き切れるのか!と心を抉られるのと同時に強く驚きました。

ちなみに同じ理由で『鬼滅の刃』も黒死牟が好きです。勝手な想像なのですが、”子供が買ってきた鬼滅の刃を読んでいたら縁壱と黒死牟の関係性(BL的なアレ)にハマってしまった”大人は多分そこそこいると思ってます、脱線すみません笑


参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”ハチミツとクローバー” 5巻第32話より引用
”ハチミツとクローバー” 5巻第32話より引用
”ハチミツとクローバー” 8巻第47話より引用
”ハチミツとクローバー” 8巻第47話より引用
”ハチミツとクローバー” 8巻第47話より引用
”ハチミツとクローバー” 8巻第50話より引用

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