とめはねっ! 鈴里高校書道部

『とめはねっ! 鈴里高校書道部』 河合克敏

掲載雑誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)

あらすじ
主人公の大江縁はカナダ帰りの帰国子女。中学卒業後に帰国し、鎌倉市のはずれにある私立鈴里高校に入学するが、部員数が足りなく廃部の危機にあった書道部の先輩たちに弱みを握られ、強制的に入部させられる。

入部後は書道に興味を少しずつ持ち始めた縁であったがその矢先、密かに憧れるにクラスメイトの望月結希が投げ飛ばした男子生徒が直撃し、利き手の右腕を骨折する。縁を骨折させてしまったという結希の弱みを握った先輩たちは「字が書けなくなっている縁の代わりに」という理由で、柔道部のホープであった結希も臨時部員として入部させる。

なりゆきで部員になった2人だが、次第に書の奥深さに触れ、のめり込んでいく。2人の熱意に後押しされ、廃部の危機にあった書道部は全国を目指して精進していくことになる。
wikipediaより引用)

管理者より
文化系主人公とアスリート系ヒロインという王道の組み合わせで、この二人が切磋琢磨しながら書道を学んでいく姿が爽やかで、ひたむきで、読むと元気をもらえます。(ただし『とめはねっ!』はモーニングではなくヤングサンデーです笑)

しかし…最近知ったのですが、どうもドラマの影響で「パフォーマンス書道」のイメージが強い人が多いらしくて…とめはね!はそれだけの漫画ではありません。本格的な書道漫画です。(パフォーマンス書道は本当に最初の序盤だけです)

7巻以降は「かなの書」がメインになってきて特に面白いです。高野切や寸松庵などが出てきます。

またネタバレになるため題名は伏せますが、13巻の作中で井上有一ある書が登場します。この書には私も主人公の縁と同様に衝撃を受け、本当に身震いしました。書道は美しさを追求するだけではないと身をもって知らされると思います。

管理人イチオシの漫画です。

(追記1)以下しょうもない感想です。

『とめはねっ!』は私の中で『アイシールド21』、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』と並んで「本編後の大学生編が読みたい漫画」の筆頭です。おそらく縁と望月の二人も、日野ひろみと同じ東都文化大に入学するんじゃないかと思うんです。(そこで縁、望月さん、日野部長、さらに大槻さんも参戦して恋の四角関係になったりとか…ダメかな?笑)

(追記2)『僕の心のヤバイやつ』にハマっているそこのあなたに、この『とめはねっ!』もオススメしたいです。作中で恋愛描写と言えるほどの進展はほとんどありませんが、応援したくなる二人です。

参考画像(画像クリックで引用話数表示)

”とめはねっ! 鈴里高校書道部” 6巻第74話より引用
”とめはねっ! 鈴里高校書道部” 10巻第123話より引用
”とめはねっ! 鈴里高校書道部” 12巻第141話より引用
”とめはねっ! 鈴里高校書道部” 12巻第141話より引用
”とめはねっ! 鈴里高校書道部” 12巻第150話より引用
”とめはねっ! 鈴里高校書道部” 12巻第150話より引用

試し読みをする

Amazonへのリンクはこちら
とめはねっ! 鈴里高校書道部(1)(ヤングサンデーコミックス) Kindle版 (全14巻)
とめはねっ! 鈴里高校書道部(1)(ヤングサンデーコミックス) (日本語) コミック – 2007/5/2 (全14巻)